◎【北九州下関フェニックス 11-1 宮崎サンシャインズ(2024年8月11日) 北九州市民球場】
前日にサヨナラ勝ちを収めた北九州下関フェニックス。初優勝に向け、ひとつでも勝利を積み重ねておきたい。
今日の先発はルーキーの川﨑大輝。チームで2位となる8勝を挙げているが、ここ1ヶ月半は勝ち星から遠ざかっている。復調の兆しを見せたいところだ。
川﨑は初回から3回まで先頭打者に安打を許す不安定な立ち上がりだったが、味方の好守に助けられ無失点に抑える。
先制したのはフェニックス。0-0で迎えた4回裏、二死二、三塁から横山晴人がタイムリースリーベースを放ち2点を挙げた。その後連続四球で二死満塁とした後、吉岡翼が走者一掃のツーベースを放ち5-0とする。
川﨑は7回表に味方守備の乱れで1点を失うも、その裏にヒットと四球で一死満塁のチャンスから、横山が3点タイムリースリーベースを放ち3点を奪う。その後、吉岡、代打・鈴木理央のタイムリーヒットで10-1とした。一打出ればコールドゲームという場面で起用されたのは、福岡教育大出身のルーキー・宮原滉希。宮原は4球目をライト前にはじき返し、吉岡が生還。11-1となりコールドゲームが成立した。
先発・川﨑が9勝目。平間隼人が2つの盗塁を決め、リーグトップの36盗塁とした。
試合後コメント
本野一哉ピッチングコーチ
ーー試合が続き投手陣のやりくりが大変だと思います。
先発の枚数が限られているので、先発ピッチャーにはできるだけ長いイニングを投げてもらえるよう編成しています。なので、今日の試合のようにひとりのピッチャーが投げ切る展開が理想的です。
ーー川﨑投手の投球内容はいかがでしたか?
こちらが求めていることをしっかりと体現してくれました。
ーー普段は投手陣にどんな言葉をかけていますか?
8月がシーズンの山場なので、今までやってきたことを信じて乗り切ろう、という話をしています。
川﨑大輝投手
ーー今日の投球内容を振り返っていかがですか?
コーチからフォームのこととか考えすぎるなと言われるんですが、自分の中ではフォームがしっくりきていなかったので、どうしても試合中でも考えてしまうことが多いんです。
その中で、リズムを作って投げてみたらハマったフォームがあって、そこからはテンポよく投げられました。
ーー試合が続く中、川﨑投手がひとりで一試合投げ切ったのは大きいと思います。
5対1で7回を迎え、4点差だったので8回も投げる予定でした。結果コールドゲームになってしまいましたが、もう少し投げたかったですね。
ーー残り試合の意気込みをお願いします。
チームに貢献できるピッチングをして、優勝という結果を残したいと思います。個人としては1シーズンしっかりと投げ切りたいと思います。
平間隼人選手
ーー今日は5打席5出塁でした。今の状態はいかがでしょうか?
ここ2~3試合状態が良くなかったので、練習や試合で打席を重ねながら修正していこうと思っていました。一打席目にいいヒットが出たので、そのあたりから感覚が良くなってきたのかなと思っています。
ーー今日の試合では全体的に普段以上に声が出ていたように感じました。
疲れがたまってきている中で、どんよりしてしまうと雰囲気が悪くなって点も入りにくくなると感じていました。今年は、控えメンバーも含めてワイワイ楽しくやろうよという松本監督の意向もあるので、雰囲気を大事にしています。
ーー今日2盗塁を決めて、リーグトップの36盗塁としました。
自分はコーチとして守備と走塁をメインに見ており、自分のプレーを実際に見てもらう方が伝わりやすいと思っているので、盗塁も積極的に試みています。
宮 崎 0000001 │1
北九州 0005006X│11
【宮崎】 佐々木諒太、力丸泰地、吉田颯、木山幸輝、福田夏央、竹内優真ー宮下裕悟
【北九州】 川﨑大輝ー藤木貫太
[三塁打] 横山 晴人2(北) 藤木 貫太(北)
[二塁打]中村 道大郎(北) 平間 隼人(北) 横山 晴人(北)