【#北九州下関フェニックス】サンシャインズを投打に圧倒し3連勝 西垣5回参考ながらノーノー達成(2024年4月26日、27日)

北九州下関フェニックスは26日から、筑豊緑地野球場で宮崎サンシャインズとの3連戦に臨んだ。27日には今季初のダブルヘッダーを行い、投打ともにサンシャインズを圧倒。3連勝で首位に躍り出た。

◎第一試合【北九州下関フェニックス 12-0 宮崎サンシャインズ(2024年4月26日) 筑豊緑地野球場】

第一試合は好調・フェニックス打線がサンシャインズ投手陣に13安打を浴びせ12得点。先発・西垣彰太が5回参考ながらノーヒットノーランを達成し、今季初勝利を挙げた。

2安打4打点の宮本貴章。「前日の試合でヒットを1本も打てなかったので打ててよかったです」と試合後に安どの表情を見せた。

西垣は開幕から先発ローテーションの一員として3試合に先発していたがいずれも敗戦。この日が4度目の先発登板となった。

ノーヒットノーラン(5回参考)を達成した西垣彰太

今日の西垣はコースと高低を巧みに使い分け、サンシャインズ打線に的を絞らせなかった。2つのエラーで出塁を許したものの、冷静に後続を断ち、安打と得点を許さなかった。

2安打3打点の薮怜太

宮 崎 00000 │0
北九州 3342X │12

●バッテリー

【宮崎】 吉田颯 高井亮介 稲葉乃永 ー上村愛翔 宮下裕悟 藤原陸生
【北九州】 西垣彰太 ー宮本貴章
[二塁打] 薮怜汰2(北)宮本 貴章2(北)

試合後の西垣彰太選手

ーーいまの率直な感想をお聞かせください。

開幕して先発ローテーションでずっと投げさせてもらっていましたが、チームの連勝を自分が止めてしまったことがありました。前日に同級生の荒巻がいいピッチングをしたので、それに続けるようと思って投げました。

ーー宮本選手と公式戦初バッテリーでした。事前にどんなお話をしましたか?

これまでアウトコース主体の配球を自分で組み立てていましたが、サラマンダーズ相手にうまくいかなかったので、ここ何日間かずっとインコース主体で練習をしてきました。そのことを伝えて配球について話し合い、高め低め内外の大きいゾーンで勝負しようという話をしました。

ーー待望の初勝利でした。今後に向けて一言お願いします。

やっと1勝できました。波に乗って次も勝てるピッチングをしたいと思います。

◎第二試合【北九州下関フェニックス 7-0 宮崎サンシャインズ(2024年4月27日) 筑豊緑地野球場】

続いて行われた第二試合でもフェニックスがサンシャインズを投打に圧倒した。

ルーキー・川﨑大輝は3勝目

先発は既に2勝を挙げている北九州市立大学出身のルーキー・川﨑大輝。この日が5試合目の先発登板の川﨑は5回を投げ被安打2、無失点と今日も好投。チームトップとなる3勝目を挙げた。

打撃陣では、開幕から調子の上がらなかった吉岡翼に復調の兆しが表れた。前日の宮崎戦の最終打席で1号本塁打を記録した吉岡は、この日の第一試合を2打数1安打とまとめると、第二試合の第1打席で先制の3ラン本塁打を放った。

打撃復調の吉岡翼

またこの試合、開幕から4番に座る和希に待望の1号本塁打が飛び出した。「一発のある4番ではない」と本人は話すが、今日の本塁打は打った瞬間それとわかる打球。抜群のバットコントロールでフェニックス打線を引っ張る。

4番・和希に待望の一発

宮 崎 0000000 │0
北九州 600100X │7

●バッテリー

【宮崎】 中島駿 田中大道 力丸泰地 木山幸輝 阿部真也 松村章也ー豊浦治臣
【北九州】 川﨑大輝 宮城竜輝 中村総一郎ー藤木貫太 霜門佑哉
[本塁打] 吉岡翼2号3ラン(北) 和希1号ソロ(北)
[二塁打] 河野颯太(北) 中田航大(北)

試合後の吉岡翼選手

ーー昨日今日とホームランが出ました。復調しつつありますか?

開幕から1ヶ月ほど調子の悪い時期が続いたのですが、その後道さん(中村道大郎選手)に練習前にペッパーを100本付き合っていただいたり、平間さんにバッティング練習のときに付きっきり指導してもらったりしました。松本監督からはアジリティ系のトレーニングでコンディションを整えてもらい、それらのことが今の結果につながっています。

昨日(26日)は完璧な当たりでしたが今日はやや詰まっていました。でもバットの軌道とかいい感じ出ているので、調子を維持して、自分が打って点を取れるように頑張りたいです。

試合後の松本直晃監督

ーー3連戦の総括をお願いします。

打撃陣がよく打ってくれたのが一番大きいですね。ピッチャーも昨日(26日)は荒巻が7回(コールド)投げ切って、今日も第一試合で西垣が5回を投げ切って、もうちょっとリリーフを使いたいなというイメージもあったんですが、先発がしっかり投げてくれるっていうことも一つの収穫だったので、それも含めて攻守両面良いものがあったのかなと思いますね。個人名を挙げるならば吉岡がだいぶ状態が上がってきたのと、和希にもホームランが出たのが大きいですね。クリーンナップを打つメンバーに当たりが出始めたのが収穫でした。

ーー第一試合では今季初めて西垣投手と宮本選手がバッテリーを組みましたがどのような狙いでしたか?

前回のサラマンダーズ戦で西垣がサラマンダーズの山本選手にホームランを3本打たれたのもあって、リフレッシュの意味を込めました。今後ずっと同じキャッチャーと組むというわけにもいかなくなってくるんで、いろんなパターンを試してみたいと考えています。ピッチャーはどんなキャッチャーと組もうがやることは変わらないんで、その中でキャッチャーとどうコミュニケーションを取って、どう引き出してくれるか、そういうこともピッチャーとして感じながら取り組んでほしいと思っています。いつも組んでいないキャッチャーだからというのは言い訳にしかならないんで、そういうのも含めて、ピッチャーの感性を養ってもらうためにもいろんなキャッチャーと組ませたいと考えていました。