「勝負の年」へ決意新たに ボルクバレット北九州、スポンサー報告会で来シーズンへの抱負を語る

3月22日、北九州に本拠を置くプロフットサルチーム・ボルクバレット北九州のスポンサー向け報告会が、リーガロイヤルホテル小倉で開かれました。スポンサーや北九州市内の他のプロスポーツチームの選手、クラブ関係者約100名が参加し、今シーズンを振り返るとともに、来シーズンへの思いを語り合いました。

冒頭、大鶴信治代表理事が挨拶に立ち、来シーズンを「勝負の年」と位置づけました。そして、ファンやスポンサーの変わらぬ支援を呼びかけました。

大鶴信治代表理事

続いて、中嶋孝行監督が今シーズンを総括しました。主力選手の離脱などでシーズン成績は11位に終わったものの、選手たちが最後まで諦めずに戦ってくれたことを評価。さらに、フットサルで地域を元気にし、もっと多くの人に喜びや豊かさを感じてもらえるチームを目指すと力強く語りました。

中嶋孝行監督

市内の他クラブからも応援の言葉が寄せられました。北九州下関フェニックスの中村道大郎選手兼任ヘッドコーチは、ボルクバレット北九州のスポーツ教室への協力に謝意を表すとともに、同じ地域の4つのプロスポーツチームが切磋琢磨し、街を盛り上げていくことの大切さを訴えました。

北九州下関フェニックスの中村道大郎選手兼任ヘッドコーチ

また、ビーチサッカーチーム・ドルソーレ行橋のマイケル社長は、スタジアムMCとしてボルクバレット北九州の選手を声で後押ししていくと約束しました。

ビーチサッカーチーム・ドルソーレ行橋のマイケル社長

報告会の第二部では、ものまね芸人・たけはるお。さんによる楽しいものまねショーが繰り広げられ、会場は笑いに包まれました。続けて行われた選手の直筆サイン入りユニフォームが当たる大抽選会も大盛り上がりとなり、当選者からは喜びの声が多く上がりました。

たけはるお。さん
田村龍太郎選手(左)と浦上浩生選手


最後に、主将の安嶋選手が挨拶。「本当に苦しいシーズンを過ごしました。でもその中でも、多くの方がホーム会場に足を運んでくださって、応援されるチームになってきたと感じました。選手やチームスタッフによる地道な活動の積み重ねだと思っています。今シーズンはイベントなどいろんなところに行かせてもらいました。選手が現場に足を運ぶことが僕は大事だと思っていて、そういったところで親身にいろんな方と関係を築ける、それがボルクバレットの一番いいところだと個人的に思っています。ここから大事なのは『勝つこと』。応援されるチームが勝てればどんなエネルギーを生むのか。そこが今自分たちが一番足りないところでもあり、一番可能性を持っている部分だと思っています。選手一同、来シーズンはもっともっと気合を入れて、自分たちの目標を疑わずに全員が目指せるか。目標に向かって、キャプテンの僕が中心となって、引っ張っていければいいなと思っております。これからも温かいご支援よろしくお願いします」と話しました。

安嶋健至選手

この報告会を通して、ボルクバレット北九州が地域に根差し、ファンに愛されるクラブを目指す姿勢が鮮明に打ち出されました。経営陣、現場、サポーターが一体となって再起を誓う姿は頼もしく、他クラブとの連携により北九州のスポーツシーンを盛り上げていくという思いも共有されました。ボルクバレット北九州の来シーズンへの期待が高まる、実り多い報告会でした。