新4番・和希のサヨナラ打で韓国独立・坡州チャレンジャーズに連勝(2024年2月28日)

【北九州下関フェニックス 3x-2 坡州チャレンジャーズ[7回](2024年2月28日) オーヴィジョンスタジアム下関】

2月28日(水)に行われた、北九州下関フェニックスと韓国の独立球団・坡州(パジュ)チャレンジャーズとの交流戦は、7回裏に和希にサヨナラヒットが飛び出しフェニックスが3対2で勝利しました。

先発マウンドに上がったのは今季新入団の西垣彰太。2023年に和歌山ウェイブス(関西独立リーグ)で15勝を挙げ優勝に貢献した好投手が今季北九州下関フェニックスでプレーします。

西垣彰太

西垣は初回にパスボールで1点を失いますが、2回、3回と三者凡退に抑える好投。先発ローテーション入りが期待されます。

1点を追う4回、北九州下関フェニックスは今季からヘッドコーチ兼任となった中村道大郎のタイムリーヒットで同点に追いつきます。

中村道大郎

フェニックスは2番手で左腕の伊藤秀樹が、3番手で右腕の中村総一郎が登板しました。ともに福岡市出身で、今季からフェニックスに加わりました。伊藤、中村とも1イニングを投げ無失点。「雨が続いてなかなか投げられていなかったこともあり、今日はフォームなどの課題を意識して投球しました」と話す中村でしたが、3者連続三振と仕上がりの良さをアピールしました。

伊藤秀樹
中村総一郎


1-1で迎えた6回表、フェニックスは4番手の行木俊が1点を失いますが、昨日今日と4番に座る和希がライト前にはじき返し、すぐさま同点に追いつきます。

チャレンジャーズの7回の攻撃を守護神候補・大山樹生が0点に抑えると、その裏フェニックスは漁野海人の四球、宮原滉希のバントヒットで無死一、二塁とサヨナラのチャンスを作ります。一死後、チャレンジャーズは3番の平間隼人を申告敬遠し、塁を埋めて和希との勝負を選択します。和希の打球はセンター前へ。漁野が生還しフェニックスがサヨナラ勝ちを収めました。

和希


この日のフェニックスは果敢に盗塁を試みました。平間が2盗塁、中村道大郎、河野颯太、漁野も盗塁を決め、フェニックスの新しい戦い方を印象付けました。

河野颯太

試合後松本監督は「今回の交流戦に臨むにあたって、選手たちには結果より経過を大切にするよう伝え、バッターならストライクゾーンでしっかり振る、ピッチャーなら自分の投げたい球をしっかり投げ切るなど、試合でのテーマを各々決めてもらった。対外試合をしっかり2試合できたということで収穫を得ることができた」と交流戦2連戦を振り返りました。

この2戦でスタメンを入れ替えたことについては「選手がケガしたときなどに備えていろんなパターンを持っておいたほうが良い。セカンドとサード、ショートについてはある程度みんなできるようにしてほしいと1月ごろから一部の内野手には伝えている」とのことでした。